ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、使い捨てコンタクトレンズの決められた装用時間、手入れ方法を守りましょう。
規定以上の連続装用を続けると角膜感染症にかかる恐れがあります。
コンタクトレンズを使用中、「何かおかしいな?」と感じたことはありませんか?
比較的多い自覚症状。
●異物感、充血、流涙・・・
ハードコンタクトレンズ装用者にはありがちな症状かもしれません。しかしいつもと違うならば、レンズ自体が変形していたりということが考えられます。
また外してもまだ違和感が残るようならば、角膜の障害の恐れがあります。
●痛み・・・
異物感、などと同じようなことになりますが、違和感よりも激しい痛みであれば、やはり角膜の問題が考えられます。
●見えにくい、かすむ、ぼやける、夜にまぶしい、ぶれる・・・
レンズの汚れによることが多いです。外して洗ってみても変わらなければ、やはりレンズの変形やフィッティングによる症状が考えられます。
これも外してもおかしいようならば、角膜の障害の恐れがありますね。
コンタクトレンズで起こる障害や疾患は、ほとんど原因は決まっているようですね。
●自己流の装用・・・装用時間や注意点を必ず守る。
●間違ったレンズケア・・・レンズと同じメーカーのものでケアが原則。
●間違った処方・・・医師の処方が間違っていることもある。
●個々の目の状態の変化・・・
目の状態は常に変わっています。花粉症の方はアレルギーの時期は汚れが特につきやすかったり、涙が多くなったりします。
常に眼科医に相談できるような体制がとれるといいですね。
自分の目のことですからしっかり自己管理していきましょう!
角膜は厚さ約0.5mmの透明な組織で俗称「黒目」、血管がなく上皮表面から酸素を取り入れています。
角膜の表面は角膜上皮という組織で覆われており、簡単には微生物を進入させないつくりになっています。
ゴミやばい菌など何かの原因で角膜上皮に傷ができて、
角膜内部に入りこむと微生物が付着し繁殖し、角膜感染症を起こしてしまいます。
角膜感染症は、重症になると失明の危険があり、比較的緊急性の高い眼病です。強い充血や眼の痛み、大量の目やにが出るなど、角膜感染症が疑われる時は早めに眼科で診てもらうことが大切です。
細菌が原因で起こる角膜感染症。強い眼の痛みと大量の目やにがでる。角膜に傷をつけ角膜の表面に存在していた細菌が角膜の内部に入り増殖して発症。角膜の一部が白く濁り、白目が強く充血します。
真菌とは病原性カビの一種。健康な角膜に真菌が進入することは滅多にない。 ステロイド薬の目薬を長期に渡って点眼していたり、コンタクトレンズの不適切な使用を続けていたり、植物の枝で目を突いて角膜表面を傷つける等で真菌性角膜炎を発症しやすくなります。 抗生物質が全く効かない事が多く、抗真菌薬の点眼や内服及び点滴を行います。
ヘルペスウイルスが原因で起こる角膜感染症。強い眼の痛みがある。 ヘルペスウィルスは、ほとんどの成人が既に子供の時期に感染して持っています。 風邪・発熱・ストレス・過労などがきっかけで角膜感染症を起こします。 抗ウイルス薬の眼軟膏や内服や点滴などで治ります。 完治しても体調が不良なとき再発することがあります。
アカントアメーバと呼ばれる微生物が原因で起こる角膜感染症。症状は細菌性や真菌性角膜炎と似ています。 アカントアメーバは、洗面台、風呂場、台所など身の回りにごく普通に生存します。保存液のかわりに水道水で保存したり洗浄すると、コンタクトレンズに付着し増殖して角膜を傷つけ発症します。
アカントアメーバをコンタクトレンズから検出する方法には、ヒツジ血清を添加した寒天培地に大腸菌を塗布したものが用いられる。ここにコンタクトレンズの破片を置くと、アカントアメーバが存在する場合にはレンズ周辺の大腸菌が消化されるので、間接的かつ視覚的にその存在を判定できる。アメーバ細胞自体の可視化法としては、グラム染色やギムザ染色などが用いられる。またPCR法もよく利用される方法である。こちらは特にコンタクトレンズの使用を伴わない角膜炎の診断に向いている。
アカントアメーバ角膜炎は、角膜ヘルペスや角膜真菌症として誤診されやすい。アメーバ角膜炎の外見的な特徴としては、潰瘍が輪状の分布を呈することが挙げられる。治療に際してはミコナゾールやフルコナゾールなどの抗真菌剤を中心とした投薬のほか、硫酸フラジオマイシンのような抗生物質の点眼、界面活性剤である塩酸ポリヘキサニド(PHMB)を用いた殺菌などが行われる。<ウィキメディアより>